パチンコ屋に入っていく老人の服装がボーリングシャツにキャップだった。若い。きっと若いんだろう、気持ちもあの頃のまま。女性を連れている。
誰が何を着て何をしていても自由だし、私には関係ない。でもこう、なんとなく心が動いたからこれを書いている。
微笑ましさと切なさを足して2で割ると、儚さになる。私の心。
新宿は汚い。けど全てが他人事のようで段々と心地良くなってきた。
簡単に人が嫌いになり、好きになることはないけど慣れることはある街。トカゲみたいだ。
あの人は足が太いな。親近感。
あれ?見たことある人?と思ったらただのよく見る整形顔だ。
外人さんだ。かわいー。
こっから先はちょっと小綺麗な建物増えるよな。
昼の素麺が胃もたれしてるわ。
ゆっくり歩いて全てにリアクションを取る。
これが私にとっての良い日。
吉田彩花